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LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)スキューバMM/フューシャ※ピンク/モノグラム・スキューバ/M92802【ランクA】編集

 どんどんよくなる法華の太鼓っていうけれども、いきなりシロートが、 「ドンツク、ドンドンドン」 「あ、ドンツク、ドンドンドン」 「ドンツク、ドンドンドン!」と、あんまりウマイのも、ヘンかもしれない。 「人間はタイコをたたきたいもんだよ、人間はタイコをたたく動物だ」 と、ツマは格言を言うように断言した。世の中に、タイコをたたきたくない人間があるだろうか? と、訊くので、そりゃあるだろうよ中にはタイコのキライな人間もいるよ。 「うんにゃ! いない!! タイコを見せられてたたきたい!! と思わないなんて……」 「人間じゃない?」と私が聞くと、「そう!!」だと言った。 「伸ちゃんはさァ、時々、うーんタイコたたきてぇ〜〜!! って思うことないの?」  いや、オレはタイコたたくのキライじゃないし、昔はタイコたたいて、紙芝居タダで見てた人間だからな、と、私はコドモ時代の話をした。  紙芝居屋のオジさんがくると、私はふれ太鼓のバイトをして、紙芝居代とウサギ(水飴とソースせんべいで作る)を稼いだのである。オジさんはその間しんせいをうまそうに一服していた。 「ドン、ドン、ドンガララ」 「ドンガララッタ、ドン、ドン」  よく教えられもしないですぐたたけたもんだと思うが、必死だったんだろう、オジさんとソックリにたたけたので、このバイトは成立したのだ。 「でも、太鼓ってさァ、音がうるさいんだよねぇ、だからなかなか自宅とかじゃ出来ないのよ」  ツマは太鼓を、できれば自宅とかでたたいてみたそうなのだった。  ブームっていっても、そこがネックだな、と言ってるうちに「企画会議」になってしまった。我が家ではよくこんなカタチで企画会議になるのである。依頼がなくても、自発的に検討する。 「和太鼓教室ってカタチじゃ、そうそうは広がらないと思うんだよ」
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